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このサイトは、ボードゲームを遊ぶ時のインスト(インストラクション)についてまとめていきます。特にボードゲームに不慣れな方やあまり相手のことがわからない時にどのように遊ぶことでボードゲームがより楽しめるかを考えることに主眼が置かれていると考えます。

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宝石の煌めき(Splendor)のインストを考えよう!

宝石の煌めき(Splendor)1
目次

宝石の煌めき(Splendor)は良いゲーム!

宝石の煌めきはシンプルなルールであり、カードやコインのコンポーネントがきれいです!

また、プレイヤー間のインタラクション、選択の葛藤の面白さなどを比較的短時間で味わうことができます。

そのためボードゲームに遊び慣れていない、あるいは普段パーティゲームや短時間のカードゲームの経験しかない人に「ちょっとボードゲームっぽいゲームをやってみない?」と、お勧めしやすいゲームの一つではないでしょうか?

インストは難しいかも?

ただ、これまで十数人にインストをしてきた程度の経験の中でボードゲームに不慣れな人と遊ぶときに、注意することがあります。

このゲームの面白いところは、能力の拡大(成長)要素があるところだと思われます。一方で難しいのは戦略を考えること。何のカードを取っていけばいいのか、何を目指したらいいのかをゲーム初心者が目星をつけていくのは簡単なことではない、と言えます。

「いやいや、”貴族タイル”を見たらいいでしょ?」

という声もあると思います。私もそう思っていました。だって、貴族タイルは戦略を考える指針にはなりますよね。

でも、ゲーム初心者の中には「カードの獲得方法」「宝石トークンの獲得方法と所持上限」「貴族タイルの獲得方法」などを理解しながら、他者のプレイングによって変わる盤面に対応していくことはとても難しいと感じるプレイヤーがいたのも事実です。

「あなたのインストが下手くそだというだけなのでは?」

「宝石の煌めきは初心者向けではないのでは?」

という意見もあるかもしれません。よかったらインストのコツや、初心者も楽しめるボードゲームらしいボードーゲームをご存知でしたらコメントなどで教えてください!

宝石の煌めきのインストの例

・宝石の煌めきでは、プレイヤーはそれぞれ宝石商になって良い宝石を集めることを競い合います。

・このゲームでは宝石が書かれたカードとコインが出てきます。

・カードにはレベルが3段階あり、背表紙の色が違います。レベルごとに共通の場に4枚ずつ公開されます。

・カードはプレイヤーによって取られると、また新たなカードが補充されます。共通の場には常に3列、各4枚ずつが出ています。

・コインは5色+アールマイティのコインがあります。コインはカードを取るための支払いに使います。

・時計回りで手番がきます。手番では4つの選択肢から1つだけを選んで実行します。4つのうち、2つはコインの取り方の選択肢、残り二つはカードの取り方の選択肢です。

・コインの取り方は2種類です。それぞれ違う色のコインを1枚ずつ取るか、同じ色を2枚取るか、です。同じ色2枚取るにはそのコインが4枚以上がストックにないと、そのように取れないです。(取っている様子を見せながら)

・コインはオールマイティを含めて自分の手元に最大10枚までしか持てません。持ちすぎたコインはストックに返す必要があります。

・コインを集めたら、今度はカードを支払うことができます。4つの選択肢の残り2つの選択肢を説明します。

・カードの取り方は2種類です。1つは手元にあるコインを支払って場のカードを取る。もう一つは場のカードを予約する取り方です。

・カードには獲得するためのコストが書かれています。左下です。そこに書かれている分を手元から支払えたらカードが獲得できます。

・予約する方は、「まだ取れないけどコインを集めているうちに誰かに取られるかも」「誰より先にこのカードが欲しい」と思うけど、まだコインが足りなくて獲得できないときなどに行います。

・1回の手番で1枚まで。自分の手元に最大3枚まで予約しておくことができます。

・コインを取ったり、カードを集めたりを繰り返していくと、点数のついたカードが集まってきます。その合計点が15点を超えた人が出てきたらゲームが終了に向かいます。

(貴族タイルの説明はいったん省きます※以下の「インスト時の注意点やコツ」を参照)

これらの内容を、カードやコインを見せながら相手の反応を見たり、質問に答えたりしながら行っていきます。

インスト時の注意点やコツ

では今回は過去の(失敗)経験を踏まえ、宝石の煌めきをゲーム初心者の人と遊ぶ時に持っておきたい視点をいくつかご紹介します!

レクチャーの必要性はない?

慣れていない方と遊ぶときには、特にコインの取り方とカードの獲得の方法はゲームを始める前にあらかじめ、「カードを取ってみよう」と、レクチャーを取り入れることができます。

レベルを下げる必要性は?

レベル2までのカードまでにして、勝利条件も10点に下げるなどのレベルを下げることも考えられます。

この設定はあくまで目安程度で、私の場合は6歳の我が子と遊んだ時に5点まで下げました。

また、ハンディキャップを設けて慣れている人は15点だけど、初心者は○点として遊ぶのも良さそうです。

ルールの省略は必要?

「貴族タイルを使わないこと」や「カードの予約アクションは無しにする」といったルールの省略をすると、考えることを減らして遊びやすくする、ということを狙うことができます。

考えるポイントの説明が必要?

(教えられることに抵抗感がある人や自分で考えたいと思う人もいますのでその人への配慮は必要です)

・5色のカードのうち、伸ばす色と伸ばさない色を考えること(全部の色を満遍なく集めるのは効率が悪いこと)

・やんわりとしたシナジーがあること(青と緑、白と赤と黒。意識するとカードを集めやすくなる)

・コストを考えること(1つのカードを取るのに、何個のトークンを使うのか。何手番使うのか)

・レベル2や3のカードを頑張って獲得しようとすること(中・終盤になってもレベル1のカードばかりに意識が向いてしまう場合)

終わりに

宝石の煌めきをインストしたり、楽しい時間にしたいと思ったときに意識してやっていることや工夫できるなと思うことを書いてみました。

もしご意見やコメントなどがあれば追記するかもしれません。

ボードゲームを通して、楽しい時間になることを願っています!

宝石の煌めき(Splendor)1

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この記事を書いた人

ボードゲームを遊び始めたのは2015年ごろ。オープン、クローズのどちらのゲーム会も主催した経験があります。その経験の中で、ゲームのインストがうまくいかず悲しい思いをしたので、インストについて意識して勉強しているところです。コメントは歓迎しています。1986年生まれ、男性。札幌在住。妻子あり。

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